『時の軌跡』 第一章登場人物紹介

こちらは『時の軌跡』の第一章(及び第二章前日譚)における簡単な登場人物紹介のページです。
紹介文は、各キャラクターの第一章登場初期のデータを掲載しています。
致命的なネタバレなどはありませんが、物語の進行具合によって順次記事を追加していきますので、ある程度読み進めて頂いてからの閲覧をオススメ致します。

第一章『守護騎士篇』メインキャラクター(登場順)

 

【ユダ(18歳・♀)】
 ガラハッドとともに大陸各地を旅していた剣士。初級クラスの白魔術の心得があり、異形(いぎょう)の急所を見抜くという特別な力を持っている。
 二年前の《審判》以前の記憶を失っていて、自らの失われた記憶を探しながら《審判》の勃発した原因を調べていた。

 明るく前向きな性格で、人と関わることが好き。天性のカリスマで、知らず知らずのうちに側に居る者達に勇気や元気を与えている。

 

【ガラハッド(20歳・♂)】
 ユダの相棒の白魔術士。
 魔術の腕前は相当なレベルで、呪文の詠唱なしで白魔術を発現させる特殊能力を持っている。
 牧師のような格好をしているが、本人は無神論者らしい。

 ユダ以外の人間と話す時はどんな相手であろうと敬語で話す。言い回しこそ丁寧ではあるが、その内容に関しては毒舌だとしか言いようが無い。
 如何なる場面においても常に冷静で、記憶喪失のユダの保護者的存在。猜疑心が非常に強く、易々と他人に心を許さない性格。

 

【サイ(26歳・♂)】
 トランシールズ王国の守護騎士(ガーディアン)の一人で、黒魔術の力を剣に宿して戦う魔剣士。黒魔術の中でも、炎の属性を持つものを得意としている。
 明るく面倒見のいい性格。時折冷淡で傲慢な一面を見せることもあるが、内心は正義感が強い。好きなものは美人と酒。
 王都ウルヴァスの貧民街出身者で、本来は守護騎士になれる立場ではないが、魔剣の腕前を買われ、大役に抜擢された実力者。

 ユダとガラハッドの二人に“異形に対抗し得る力”を見出し、暗殺事件によって欠員の出ている守護騎士のポストにスカウトしようとする。

 

【レヴィン(28歳・♂)】
《審判》の以前からトランシールズ王に仕える、守護騎士の一人。
 自然界に溢れるエネルギーを媒介とし、超常現象を引き起こす“東方魔術(イースタン・マジック)”の使い手。また、弓術の腕前もかなりのもので、王国随一の呼び声も高い。
 王国北部の大都市フェミアの領主をつとめていた“エルンスト家”出身のエリート魔術士である。

 真面目で一本気な、あまり冗談の通じないタイプ。個性派揃いの守護騎士の中では年長者であるため、周りにいろいろと気を回しているらしい。

 

【カイル(25歳・♂)】
《審判》の以前からトランシールズ王に仕える、守護騎士の一人。細い体格と女顔負けの美しい容姿に似合わない怪力の持ち主。
 重厚な鎧に身を包み、身の丈と同等ほどの巨大な剣を片手で振り回す。どんな異形も、涼しい顔で木っ端微塵に吹き飛ばしてしまう。
 守護騎士団長の前任者である、馬上槍の名手ルシウスの長子。

 寡黙で無表情。一部の親しい者を除いては、必要なこと以外ほとんど話さない。

 

【ラナ(16歳・♀)】
 レヴィンの妹で、守護騎士候補者の一人。
 白魔術士を自称しているが、重騎士カイルにも匹敵するほどの怪力の持ち主で、兄のレヴィンに言わせれば“どう考えても格闘技の方が得意”らしい。
 体内に宿る破邪の力と、白魔術の力を拳に宿して戦うことが出来る。

 兄も手を焼くほどの短気で喧嘩っ早いおてんば娘だが、女の子には優しく、人懐っこい。

 

【メリル(18歳・♀)】
 守護騎士候補者の一人で、学者。
 博学で、知識の引き出しは非常に多いが、最も得意とする学問は異形生物学と考古学。異形の生態に関する知識量は相当なもので、難解な神聖文字や古代文字を解読することもできる。

 細やかな気配りのできる穏やかな性格だが、極度の“異形オタク”。とくに異形の核(コア)の美しさへの執着には凄まじいものがあり、語りだすと止まらなくなってしまう。

 

【エスター(14歳・♂)】
 守護騎士候補者の一人で、黒魔術士。
 守護騎士カイルの弟で、兄によく似た中性的な顔立ち。声変わりをしていないため、時折女の子に間違われることも。

 自信家で皮肉屋。ラナに言わせれば“性格には兄と雲泥の差がある”らしい。魔術の素質はレヴィンに勝るとも劣らないレベルで、高度な黒魔術を難なく使いこなす実力者。

 

【ヴァイス(21歳・♂)】
 守護騎士候補者の一人で、三日月斧(バルディッシュ)の使い手。日に焼けた大柄な体格の持ち主。

 口が悪くぶっきらぼうだが、面倒見がよく、細かいことは気にしない豪快な性格。元狩人で、野営の知識に明るい。


 

【デューイ(27歳・♂)】
 トランシールズ王の元補佐官で、軍師。《審判》以後は幼いマーシア王女に代わり、王国政務の一切を執り仕切っている。
 魔術や武術など、戦闘技術に関してはからきしだが、軽薄そうな外見と言動に似合わず相当な切れ者で、チェスをやらせたら王宮内で彼を負かせる者はいないらしい。

 物腰柔らかで常に涼しげな微笑みを絶やさない。好みの女性を見ると、考えるより先に歯の浮くような台詞を並べて口説いてしまう。

 

【フレドリック(20歳・♂)】
 守護騎士候補者の一人で、剣士。細身で、常に顔色が悪い。

 無口で他人を信用しない性格。思ったことを包み隠さず相手にぶつけてしまうため、意に反して相手を傷つけてしまったり、周囲の反感を買うこともしばしば。
《審判》以前、隣国のアルスノヴァ王国においては、“紅獅子(クリムゾン・レオ)”の二つ名を持つ百戦錬磨の傭兵として恐れられていた。

 

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